新築で建てた時から家族構成やライフスタイルが変化してくると、住まいに求める快適さも少しずつ変わってきます。
「ここがこうなったらいいのに…」と思いはじめたらリフォームを検討するタイミング。
より効果的なリフォームを行うために押さえておきたいポイントをご紹介します。
水まわり
キッチンや浴室、洗面所、トイレなどの水まわりはリフォームをしたい箇所の上位に常にあがる箇所です。
毎日使用する上に、湿気や汚れなどが発生しやすいため劣化が他の箇所より早いと言えます。
劣化が原因で使い勝手が悪くなっているのであれば設備を交換することで不満は解消できますが、
せっかくリフォームをするのなら「どういうプランにすればより快適に使えるのか」ということを
よく検討して決めることが重要です。
たとえば新築時には妻が料理をしながら幼い子どもの様子を見やすいよう対面タイプのキッチンにしていたとします。
年月が経つにつれ成長した子どもや夫も一緒に料理をするようなライフスタイルに変化してきたのなら、
単にキッチン本体を交換するだけで済ませるのではなく、
数人でもゆったり料理ができるようにオープンタイプのキッチンにすると良いでしょう。
みんなで料理をつくるライフスタイルが楽しめるようになります。
また新築時には独立世帯で暮らしていたけど、親との同居を考えるようになった場合、
床の段差を小さくしたり手すりをつけたりといった家庭内事故対策のためのリフォームは、将来必要になるかもしれません。
キッチンや浴室、トイレ、洗面所などは使用頻度が高い箇所だけに、
家族構成やライフスタイルの変化に対応したリフォームが不可欠と言えるでしょう。
内装やインテリア
黒ずんだ壁紙や傷が目立つフローリングなどをリフォームするのも気分をリフレッシュさせるには効果大です。
すべての部屋を同時にリフォームするとなると大変ですから、
家族が集まるリビングやリラックス空間である寝室などから進めるといいでしょう。
意外と視覚的な変化で満足度が高いのは玄関やトイレです。
来客が通ったり使ったりする場所としてはリビングよりも狭いのですが、それだけに細部の傷みが目に入りやすいのです。
リフォームによって内装がきれいになると印象がガラリと変わって使うのが楽しくなるはずです。
そして内装をリフォームする時に必ずあわせて考えたいのがインテリアです。
床や壁がリフォームできれいになると、
同じ年月使っていた家具や照明器具などの傷みや色あせが目立ってバランスが悪くなるのです。
年月が経つと内装と同じくインテリアも好みが変わっていることが多いもの。
インテリアも含めてリフォームの予算立てをして、空間全体としての雰囲気づくりを考えるようにしましょう。