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災害に備える住まいのリフォームとは

自然災害は突然やってくる。その時、あなたの家は大丈夫?

地球温暖化や気候変動が危惧される近年は異常気象が多発しています。

日本各地でも、ゲリラ豪雨や超大型台風、竜巻、記録的な降雪などが度々発生するようになり、これまで自然災害に遭ったことのない地域でも安心できない状況です。

台風は夏から秋にかけて相次いで発生します。

また、近くに大きな河川がなくても、短時間の記録的な豪雨によって下水道が溢れる都市型の浸水被害も見られます。

地震と同様に、他の自然災害も突然やってきます。

しかし、台風や暴風雨に対しては、近年の気象情報と被害状況を参考にある程度備えることはできます。

傷んだ屋根や外壁などの修繕もそのひとつ。台風や大雪のない比較的穏やかな季節こそリフォームの好機です。

我が家の傷みが気になりだしたら、まずは住まいのチェックから始めてみましょう。

外壁や屋根など、住まいの外まわりをチェック

自然災害で建物の破損を増幅させる劣化箇所を見ていきましょう。

わかりやすいのは外壁のひび割れや浮きの症状。

壁の劣化箇所から浸水する恐れがあり、浮いている板壁はすでに雨水を吸って膨れている可能性があります。

一方で、屋根の劣化はわかりにくく、雨漏りしてからはじめて傷みに気が付くことがあります。

そのため、築年数が10年程度経過していたら、不具合がなくても一度点検したほうがいいでしょう。

また、軒天の板も経年劣化で一部がめくれてしまうことがありますが、放っておくと暴風雨の際には板がさらにめくれ上がり、横殴りの雨が軒裏に入り込む危険があります。

傷んだ箇所からの浸水が原因で建物の柱や梁などの構造材が腐り、修繕に多大なコストがかかる事態に陥ることもあります。

「まだ大丈夫」と考えるより、「そろそろ我が家も」と対策を講じる方が、結果的に得策であることが多いのです。

また、サッシの隙間や雨戸のガタつきは暴風雨の際にうるさいだけでなく、雨の吹き込みや雨戸の落下などにつながります。

傷んだベランダの床や手すりも手入れをしなければ大雪の際などに壊れるおそれがあります。

こうした外まわりの傷みについては、普段の生活では大した不具合を感じなくても、ひとたび災害に見舞われて傷みが拡大すれば建物の損壊につながり、近隣住宅や人に傷を負わせてしまうかもしれません。

ちょっとした不具合でも先送りにせず、平時にこそ修繕しておきたいものです。

もちろん、自分で修繕できる範囲であればいいのですが、木部の傷みが激しかったり外壁にひびを見つけたりしたら、壁内部に雨水が侵入しているかもしれないので、リフォーム会社にチェックしてもらったほうが確実です。