リフォームを始める際、どこから始めればいいのでしょうか。
リビングの全面改修、キッチン回りのリフォーム、屋根の補強と漏水対策など様々です。
見た目を変えるものから、劣化による内部の補修まで、意外とリフォーム箇所が多いことがわかります。
今回はリフォーム箇所を決める考え方、方法をご紹介させていただきます。
最初は水まわりの環境を整える
内装・外装のリフォーム工事をする際は、まず水まわりの設備を見直すのがおすすめです。
キッチンやトイレといった設備は、毎日利用するため劣化しやすいという特徴があります。
一見して問題が無いように見えても、内部では大きなトラブルが起こっているかもしれません。
また水まわり関連の設備は、頻繁に新しい商品が発売されます。
革新的な機能を持った設備がどんどん開発されているので、リフォームをして損はありません。
設備の傷み方で決める
優先順位を、建物や設備の傷み方で決めていく方法です。
家は築年数が経つごとに、屋根や柱、床下の土台部分が劣化し、耐震性や耐風性が低くなっていきます。
これらは特に普段の生活では目にすることもなく、見えにくい部分なので、
どこまで劣化したのかが一目で分かりにくいのが悩みどころです。
費用がかさむのではないかという不安もありますが、耐震診断などは、国からの補助金がでる場合もあります。
耐震性や耐風性の確保や、より長く安全な家に住み続けるためには、
建物・設備の傷んできている部位を優先してリフォームすることが必要です。
生活の支障度で決める
日常生活の中で如実に支障がでている場所から順番にリフォームしていく方法です。
屋根や柱、床下の土台など見えにくい部分とは違って、
こちらの方法では優先順位も立てやすく、すぐに必要なリフォーム箇所を決めることができます。
生活に支障をきたす例としては、ヒビが入ってしまった外壁、もろくなってしまった屋根、建付けが悪くなった玄関、
歩くたびにきしんでしまう床、汚れの目立つお風呂やキッチン回り、詰まってしまった雨どいなどが挙げられます。
また、個々の家庭によって、どの部分を最優先にリフォームするかも変わってきます。
たとえば、趣味もしくは家事で、料理をする機会が多い家庭であれば、キッチン回りを優先的にリフォームしたり、
来客が多い家なら、人目に付きやすいリビングやトイレなどを優先的にリフォームするなど様々なケースが考えられます。
屋根や外壁の修繕
屋根や外壁や外壁は、住宅を守る大切な部分ですが傷みやすい特徴があります。
「まだまだ大丈夫だと思っていたら、雨漏りが……」
「よく見たら壁の隅にひびがある」
こんな事態が起こってしまうと大変です。
水まわりの環境を整えたら、外の設備にも目を向けて少しでもおかしな部分があったら修繕を検討してください。
フローリングや壁紙を変える
フローリングや壁紙も、家を整えるための重要な部分です。
フローリングは古くなるとはがれやすくなり、滑って怪我の要因にもなります。
また壁紙も時間が経つと粘着力が無くなるので、自然に剥がれてくる可能性が高いです。
フローリングと壁紙は、内側から家を守る大切な部分なので早めにリフォームを考えてください。
たくさんあるリフォーム箇所も、優先順位を決めておくことで、
リフォームが必要になったときに迷うことなく進められます。