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自分の暮らしにあった住まいの選びかた

2020.09.25

マイホームを購入するにあたり「一戸建てにするか、マンションにするか」は大きな悩みどころです。
それぞれにメリットやデメリットがあるので「こっちの方が良い!」とは言い切れません。
そこで一戸建てとマンションの金銭面や生活面の比較をし、
一戸建てが向いている人、マンションが向いている人はどんな人なのかを考えてみましょう。

・資産価値

一戸建ては築年数が古くなるにつれて建物自体の資産価値は下がります。
しかし、建物の価値が下がっても土地の価値は大きく変わらないことが多いです。
場合によっては、新駅や新しい道路ができたり商業施設が増えた場合などは土地の価値が上がり、
資産価値がそこまで下がらないケースや、購入当初よりも資産価値が上がるケースもあります。

マンションはその構造や立地など、建物自体に価値があるため価値の下がり方が穏やかです。
さらに管理状態が良ければ築年数が古くても十分売買が可能です。
便利な立地や人気の小学校区などの人気エリアのマンションの場合、
購入当初の価格と変わらない資産価値や、場合によっては資産価値が上がる場合もあるのが特徴です。

・維持費

一戸建ての場合、建物の管理費用の積み立て額は自分たちで自由に決められます。
マンションのように毎月固定の金額を支払う義務はありません。
ただし、家の外観や水回りは長く使うほどに劣化していくので、計画的な維持費の積み立てが必要になります。

マンションの場合、入居者全員が毎月マンションの管理費を払うことが義務付けられています。
維持管理費用はマンションにより違いますが、毎月の住宅ローンに加え維持費を支払うことになるので、月々の負担は大きくなります。
また、大規模修繕の時には追金が必要となる場合もあります。

・間取り

一戸建ての場合、建築基準法や耐震性を満たしていれば間取りの変更は自由です。
昔ながらの和風の家をスタイリッシュな現代風の家にリフォームすることもできます。

マンションの場合、自由に間取りを変えられるのは占有スペースのみです。
また水道の配管などの関係もあるので、希望に沿った間取りに変更できない場合もあります。

・立地条件

一戸建ては、駅から少し離れた住宅地に建てられていることもあり、若干利便性にかけることがあります。
しかし、自分たちに必要な公共施設や商業施設がある程度揃っている場所を選んだり、
必要な台数分の駐車スペースを確保したりすれば、暮らし方次第で問題ありません。

マンションの場合、駅から近い場所に建っていることが多いので利便性が良く、
スーパーや病院、役所などへのアクセスも抜群という場合が多いです。

・居住スペース

多くの一戸建ては、2階もしくは3階建ての居住スペースを階段で行き来します。
例えば、洗濯機とバルコニーの位置が離れている場合、階段の上り下りに体力を使いますし、
小さなお子さんやお年寄りがいる場合、ケガに注意しなければなりません。
手すりを付けるなど安全に暮らすための工夫が必要です。

マンションは水回りやバルコニー、寝室などがワンフロアにあるので、バリアフリーで部屋を行き来できます。
家族の存在を身近に感じられますし、生活がしやすいというメリットがあります。

一戸建てとマンションは「どちらが良い」というわけではなく、
自分のライフスタイルや住み心地、家族構成などによって各人違います。
まずは、どう暮らしたいかを家族で話し合いましょう。
また、一戸建てでもマンションでも、将来的に住まなくなった時にどうするのかを考えるのも大切なことです。

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