冷暖房の効率をよくする窓リフォームの種類と方法は?
2021.07.09
住宅を断熱化するために、窓リフォームはとても有効です。
冬の結露対策だけでなく夏の冷房の効果もよくなる
窓の断熱リフォームの種類と方法について紹介します。
内窓の設置
窓リフォームで一番のおすすめが内窓の設置です。
内窓は既存のサッシの内側に取り付ける樹脂製の窓で、
ほとんどの窓に対応して取り付けることができます。
樹脂製のサッシは、アルミサッシよりも熱伝導率が低いために結露がしにくい特徴があります。
窓が二つになるので開閉が面倒にはなりますが、
内窓にもカギが付いているので防犯の面でも有効な窓になります。
ガラスも断熱性の高い複層ガラスを取り付けることができるので、
より効果の高い内窓を設置したい方におすすめです。
ガラスの交換
なるべく予算をかけないで窓リフォームする場合には、複層ガラスへの交換が可能です。
シングルガラスの窓に複層ガラスを取り付けるので、ガラス自体の性能は上りますが、
サッシの断熱性能は古いサッシのままなので断熱効果はあまり高くありません。
他にも、サッシの重さが増すので戸車の交換が必要になることもありますが、
古いサッシのために部品がないなどの問題が起こることがあります。
サッシの交換
窓リフォームといったら窓の交換をイメージする方は多いと思います。
サッシの交換には外壁工事や床や壁などの内装工事、
他にも多くの業者さんによる工事が必要になります。
そのためにサッシの交換工事は、窓リフォームの中で一番費用が掛かってしまいます。
しかし、性能の良い新しいサッシへ交換することで、快適な居住空間を作ることができます。
サッシの交換の場合、今まで付いていなかったシャッターや雨戸、
面格子などが付いているものを選ぶことができたり、
内観色を木目の商品にしてお部屋のデザインを変えたりすることも可能です。
サッシの交換にはもう一種類の方法があります。
それは、カバー工法と呼ばれるサッシの交換方法です。
これは古いサッシの枠を残して施工することが可能な商品なので、
外壁工事や床や壁などの内装工事の必要がほとんどなくなります。
施工できる窓の種類が限られているデメリットはありますが、
サッシは性能の高いものを取り付けることが可能です。
窓リフォームで断熱の効果を上げる方法をご紹介してきましたが、
窓は住宅における熱損失の約60%程を占めています。
窓の断熱化は結露だけでなく冷暖房の効率化、防音にも役立つので、
交換を検討してみてはどうでしょうか?
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